1.22.2013

それぞれの時

橋口譲二著 それぞれの時 - 都市で暮らす 一人の部屋

写真家の橋口譲二氏が、市井の普通の人を対象に行ったインタビュー集。月刊誌「日経トレンディ」で1987年から1989年にかけて連載されていたものに、さらに加筆されたもの。四半世紀ほど前の暮らしが語られてはいるんだけれど、特に古さを感じることも無く、他者の日常に興味津々の僕としては面白く読めております。
2年ほど前に橋口氏の出版物で図書館で借りられるものはほぼ全てに目を通したことがあって、その時にこれも読んでいたんだけれど、Amazonマーケットプレイスで1円!(送料250円)で売られているのを見つけてしまい、思わずポチッた次第です。値段が値段だけにどんな状態のものかとビビってたら届いてびっくり、新品のようにキレイ!前の所有者が大事に所蔵していたのでしょうか。それはともかくこれが1円で出品されているなんて。。リアルな需給バランスの果ての価格設定なんだろうけど。この本の内容共々、「それぞれの価値」について考えさせられるなあ。

追記
インタビューを受けている人達、当時の年齢が20~29歳だから現在45~55歳ぐらい。今どんな暮らしをされているのかがめっちゃ知りたい。(「ロック・シンガー」の方は名前で検索してみたら今なお音楽を生業としていらっしゃるようだ)
橋口氏が追跡して、また何かの形で発表してほしいと切に願っております。


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